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印鑰神社 (八代市) : ウィキペディア日本語版
印鑰神社 (八代市)[いんにゃくじんじゃ]

印鑰神社(いんにゃくじんじゃ)は、熊本県八代市鏡町鏡村にある神社である。旧社格は村社。
== 由緒 ==
1198年建久9年)、球磨地頭相良長頼が、弟の為頼に命じて、鏡ヶ池の近くに社殿を建立し、武内宿禰の第3子である石川宿禰の分霊を勧請し創祀した〔日本歴史地名大系44 『熊本県の地名』 平凡社、1985、708頁〕。
神社名の「印鑰」は、律令制において令制国国庁朝廷から預かった「公印」(印)と、正倉の「鍵」(鑰)を意味している。これらの印と鍵は大変重要であり、天皇の名代とも考えられたので、平時は別殿に厳重に保管され大切に祀られていたという。このことが、印鑰神社のはじまりと言われている〔鈴木喬編『熊本の神社と寺院』熊本日日新聞社、1980〕。
印鑰神社の御祭神は蘇我石川宿禰であるが、これは蘇我氏が朝廷の財政管理官であった事に由来するのではないか、と考えられている〔印にゃく神社由緒書より〕。春季大祭の「鮒取り神事」は「いんにゃく祭り」として知られ、国内でも珍しい神事の一つとして多くの参加者や観光客で賑わう。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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